2006.10.15 Sunday
外来語の表記とJIS規格と
外来語の表記について気になったので調べてみた。
「外来語の表記」については、平成3年6月28日に「内閣訓令第1号」と
「内閣告示第二号」が出ている。現時点ではおそらくこれらが有効だろう。
ちなみに訓令とは内部的な指示の文書で、告示とは広く一般に知らしめるもの。
内閣告示第二号『外来語の表記』の「前書き」より一部抜粋
1.この『外来語の表記』は,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表すための「外来語の表記」のよりどころを示すものである。
2.この『外来語の表記』は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
■ 文部科学省の「外来語の表記」についてのサイト
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19910628002/k19910628002.html
つらつらと縦に長く読みにくいが、告示の原文とはこんなものなのだろう。
■ 文化庁の「外来語の表記」についてのサイト
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068
上記文部科学省のサイトと内容は同じだが独自に加工し見やすくしている。
通常はこちらを見るべき。
上記の『外来語の表記』では「よりどころを示す」だけで、
しかも「各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない」
ということなので、専門分野における規格という
より強い観点ではどうなのだろうかと思った。
そこで「規格といえばJIS」という発想からJISのほうも調べてみた。
すると規格番号「JIS X 0001:1994」で「情報処理用語 ― 基本用語」が見つかった。
(JSAだとPDFダウンロードが有料で見れなかったが、JISCだと見ることができた)
この規格によると「情報」と「データ」の定義は下記の通り
なるほど。
他にも「情報処理」「情報システム」「メインフレーム」「コンピュータ」などなど
様々な用語が定義されていて面白い。
今度マニュアル書きとか文章を書く仕事があったら参考にさせてもらおう。
で、おれの文章はJIS規格なんすよっとか言ってみたりして。
うーん、面白くないか。
■ 日本規格協会(JSA)
http://www.jsa.or.jp/
■ 日本工業標準調査会(JISC)
http://www.jisc.go.jp/
ちなみにマニュアル作成に関する知識は
「テクニカルライティング」で検索するといろいろみつかる。
日本人なら日本語は書けてあたりまえかもしれないが、
マニュアル作成となると話は別。
そこには独特の世界があり、それなりのノウハウがある。
■ テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)
http://www.jtca.org/
■ わかりやすいマニュアル作成のために実践テクニカルライティングセミナー
http://www.yamanouchi-yri.com/
<補足>
ネット上でJIS規格を見たいのであれば、
1.JSAのJIS部門別一覧から規格を調べ、
2.JISCのJIS検索からその内容を見る
という手順がいいかも。
あと「X」だけ入力して検索すると「X.情報処理」の
規格一覧をずらずらと見ることができる。
もちろん「E」と入力すれば「E.鉄道」関係を見ることができる。
「JIS E 1001」の「鉄道−線路用語」は鉄道オタクの方には
かなり(;´Д`)ハァハァ できるかもしれませんw
昔にある大きな図書館でJIS規格の本を大量に見たことがある。
画面上で見るのがしんどいなら図書館で見るのもよいかと。
「外来語の表記」については、平成3年6月28日に「内閣訓令第1号」と
「内閣告示第二号」が出ている。現時点ではおそらくこれらが有効だろう。
ちなみに訓令とは内部的な指示の文書で、告示とは広く一般に知らしめるもの。
内閣告示第二号『外来語の表記』の「前書き」より一部抜粋
1.この『外来語の表記』は,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表すための「外来語の表記」のよりどころを示すものである。
2.この『外来語の表記』は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
■ 文部科学省の「外来語の表記」についてのサイト
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19910628002/k19910628002.html
つらつらと縦に長く読みにくいが、告示の原文とはこんなものなのだろう。
■ 文化庁の「外来語の表記」についてのサイト
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068
上記文部科学省のサイトと内容は同じだが独自に加工し見やすくしている。
通常はこちらを見るべき。
上記の『外来語の表記』では「よりどころを示す」だけで、
しかも「各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない」
ということなので、専門分野における規格という
より強い観点ではどうなのだろうかと思った。
そこで「規格といえばJIS」という発想からJISのほうも調べてみた。
すると規格番号「JIS X 0001:1994」で「情報処理用語 ― 基本用語」が見つかった。
(JSAだとPDFダウンロードが有料で見れなかったが、JISCだと見ることができた)
この規格によると「情報」と「データ」の定義は下記の通り
用語 | 定義 | 対応英語 |
情報 | 事実,事象,事物,過程,着想などの対象物に関して知り得たことであって, 概念を含み,一定の文脈中で特定の意味をもつもの。 | information |
データ | 情報の表現であって,伝達,解釈又は処理に適するように形式化され, 再度情報として解釈できるもの。 | data |
他にも「情報処理」「情報システム」「メインフレーム」「コンピュータ」などなど
様々な用語が定義されていて面白い。
今度マニュアル書きとか文章を書く仕事があったら参考にさせてもらおう。
で、おれの文章はJIS規格なんすよっとか言ってみたりして。
うーん、面白くないか。
■ 日本規格協会(JSA)
http://www.jsa.or.jp/
■ 日本工業標準調査会(JISC)
http://www.jisc.go.jp/
ちなみにマニュアル作成に関する知識は
「テクニカルライティング」で検索するといろいろみつかる。
日本人なら日本語は書けてあたりまえかもしれないが、
マニュアル作成となると話は別。
そこには独特の世界があり、それなりのノウハウがある。
■ テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)
http://www.jtca.org/
■ わかりやすいマニュアル作成のために実践テクニカルライティングセミナー
http://www.yamanouchi-yri.com/
<補足>
ネット上でJIS規格を見たいのであれば、
1.JSAのJIS部門別一覧から規格を調べ、
2.JISCのJIS検索からその内容を見る
という手順がいいかも。
あと「X」だけ入力して検索すると「X.情報処理」の
規格一覧をずらずらと見ることができる。
もちろん「E」と入力すれば「E.鉄道」関係を見ることができる。
「JIS E 1001」の「鉄道−線路用語」は鉄道オタクの方には
かなり(;´Д`)ハァハァ できるかもしれませんw
昔にある大きな図書館でJIS規格の本を大量に見たことがある。
画面上で見るのがしんどいなら図書館で見るのもよいかと。