ハヌカ(Hanukkah)とはユダヤ人の習慣で8日間続くイベントである。
Wikipediaには「ユダヤ教の年中行事の一つ」とある。
うちの嫁さんのお父さんはアメリカ生まれではあるものの血筋的には100%ユダヤ人なので
嫁さんの家ではユダヤ系な習慣もぼちぼちしている。
ハヌカはユダヤ暦に従うので毎年タイミングが変わるのだが今年は12月24日がハヌカ初日だった。
■ハヌカー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハヌカー
■Google検索: "ハヌカ"
https://www.google.com/webhp?ie=UTF-8#q=%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%82%AB
ハヌカといえばこのロウソク。
ハヌカ初日にはロウソクを一本使い、二日目には二本、三日目には三本という風に毎日一本ずつ増える。
毎日のロウソクとは別に「ヘルパー」といわれるロウソクもあり、これは初日から毎日使う。
マッチから最初に火をつけるのがこのヘルパーで、他のロウソクにはこのヘルパーから火をつける。
ヘルパーという名前なのになぜか真ん中が定位置でちょっとえらそう。
ちなみにこのロウソク立てのことを嫁さんは「マノーラ」と言っていた。
Googleでいくつかのサイトを調べたところロウソクは右側から立てていくみたいなので
それを義父さんに伝えたところ「そうやったかも」ということで次の日からは右側から立てることになった。
けっこういいかげん。
このサイトには毎日のロウソクの写真があったのでわかりやすい。
■マノーラの灯火【Chanukah】|世界のどこかで・・・これが私の生きる道
http://ameblo.jp/emila2008/entry-10415461420.html
2008年のハヌカのときにはまだミネソタ州ミネアポリスの嫁さんの実家に住んでいた。
ハヌカということで嫁さんのご両親のお友達家族を招待してみんなで楽しいディナーを食べた。
そのときにハヌカのロウソクについての話になり、8日間で何本のロウソクが必要かという話になった。
初日は2本、二日目は3本と1本ずつ増えていき最終日の8日目は9本のロウソクを使う。
お友達の小学生の娘さんたち二人も含めてみんなでうーんと考え出した。
当たり前だがすべての会話は英語だったしハヌカについてもよくわかってなかったので、
おれは嫁さんに「初日が2本やな?最終日が8日目で9本やな?」と確認してから
「えーっと、44本」と答えたところ嫁さんが「3秒で答えた!すごい!」とめっちゃびっくりしてた。
単純な等差数列の和なので、2+9=11、11×8=88、88÷2=44とちゃちゃっと暗算しただけなのだが。
この件は嫁さんの中ではかなりインパクトがあったようで、
その後しばらくは数学っぽい話題があればおれに(日本語で)話を聞いて、
他の人に(英語で)「この人はこう言ってるわ」と伝える感じの扱いになり
おれは数学の専門家かよ!とちょっとおもしろかった。