2008.11.24 Monday
English Language Learners
隣の市が運営するCommunity Education Campusという学校の
ESL(*1)クラスに行きだして一ヶ月になる。
授業料は政府が出してくれるのでなんと無料。
最初に設備費と教材費として20ドルを払っただけで
月〜木(1日3時間〜5時間)の授業が1年間受講できる。
しかもコンピュータルームのPCと自習教材も自由に使える。
最初にテスト(読み&聞く)を受けて自分の入るクラスが決定された。
クラスの最初の日に講師(おばちゃん)と雑談してたら
「あなたは「読み&書き」はこのクラスで一番だけど、
「聞く&話す」はこのクラスで一番下ね。」と言われた。
ただ「読み&書き」ができる人の方が上達が早いとも言われた。
クラスには多国籍な人たちがいた。
ソマリア、スーダン、イラン、韓国、ラオス、ベトナム、
ロシア、メキシコなど。おれが入った次の週には中国人の
おっちゃんが入ったが、2日ほどで来なくなった。
クラスは全員出席してれば15人ほどで、先生が何か言えば
みんなが小学生みたいに積極的に発言するのでクラスはいつもにぎやか。
それぞれの国の文化の違いがテーマだったときはかなり盛り上がった。
みんなフレンドリーなので休み時間にいろいろ話をするのが楽しい。
英語が下手だから、なんてしり込みする人はいない。
韓国人のおばちゃんに「韓国の人はいつ漢字を使うの?」と
聞いたり、イラン人のおばちゃんから「新婚旅行で日本に
行ったことあるよ、日本はいい国だね」と言われたり、
それぞれの国で「Hello」は何と言うのか教えあったり、かなり楽しい。
親切なソマリア人のお兄ちゃんに「なんで仕事してないの?」と
時給10ドルの仕事を紹介されたりもした(もちろん丁重にお断りした)し、
スーダン人のおっちゃんには「スーダンはアフリカの心臓、
ソマリアはアフリカの角(*2)」と教えてもらったりもした。
「日本語のアルファベットは何文字あるの?」と聞かれ、
ひらがな・カタカナはそれぞれ46、漢字は2000以上(*3)、アメリカの
アルファベットも普通に使ってるよ、と答えるとかなり驚かれる。
現状いろいろ不確定な要素が多く長期&高額の語学学校に行けないので
と消極的に選んだESLクラスだったが、こういう経験も素晴らしい。
# 高額の学費を払ってから他州へ引越しとなったらもったいないが
# 無料の学校ならいつやめても問題ないかなという判断があった。
ちなみにミネソタ州はソマリア人・モン(Hmong)人の難民を受け
入れており、クラスの3分の1程度はソマリア人だった。
そのソマリア人ですら車を持っているのだが、
おれは片道約10Kmを45分ほどかけて自転車で通っていた。
そのことを話したら、ものすごく気の毒そうな顔をされつつ
「たいへんだね、でもいい運動だよ」と言われるのがちょっと面白い。
やっぱりアメリカは車社会だ。
ただ最近は朝の気温が氷点下になってきたので、
バスを使うようになった。マイナス7℃でしかも風が吹く中を
45分も自転車で行くのはかなりきびしい。というかおれには無理。
そんなこんなで楽しいクラスだったが2週間ほどしたある日
突然テストがあり、おれはその結果がよかったらしく
一つ上級のクラスに行くことになった。
こちらは25人ほどいて過密クラスだった。
人数が多いせいかあまりクラスとしての一体感はなかった。
先生の話すスピードも速く、何を言ってるのか全然分からない
ということもよくありちょっとついていくのがたいへん。
教材に出てくるボキャブラリーやボリュームも増えてたいへん。
ただ先生の質が悪いのが気になるが、授業料が無料なのでしかたないか。
アメリカで生きるためには英語能力は必須。
いけてない現状を謙虚に認め、
少しでもそこから這い上がれるようがんばろう。
(*1)ESL
English as a Second Languageの略。
そういえばおれが行ってた高校にESLクラブがあったなぁ。
最近はELL(English Language Learners)と表現することも多いようだ。
(*2)スーダンはアフリカの心臓、ソマリアはアフリカの角(つの)
前者は国の位置、後者は国の位置と形からきている。
(*3)漢字は2000以上
常用漢字だけでも1945文字、人名用漢字は983文字ある。
これらに常用外の漢字や異体字を加えると
いったいどれだけの数になるのだろうか。
ESL(*1)クラスに行きだして一ヶ月になる。
授業料は政府が出してくれるのでなんと無料。
最初に設備費と教材費として20ドルを払っただけで
月〜木(1日3時間〜5時間)の授業が1年間受講できる。
しかもコンピュータルームのPCと自習教材も自由に使える。
最初にテスト(読み&聞く)を受けて自分の入るクラスが決定された。
クラスの最初の日に講師(おばちゃん)と雑談してたら
「あなたは「読み&書き」はこのクラスで一番だけど、
「聞く&話す」はこのクラスで一番下ね。」と言われた。
ただ「読み&書き」ができる人の方が上達が早いとも言われた。
クラスには多国籍な人たちがいた。
ソマリア、スーダン、イラン、韓国、ラオス、ベトナム、
ロシア、メキシコなど。おれが入った次の週には中国人の
おっちゃんが入ったが、2日ほどで来なくなった。
クラスは全員出席してれば15人ほどで、先生が何か言えば
みんなが小学生みたいに積極的に発言するのでクラスはいつもにぎやか。
それぞれの国の文化の違いがテーマだったときはかなり盛り上がった。
みんなフレンドリーなので休み時間にいろいろ話をするのが楽しい。
英語が下手だから、なんてしり込みする人はいない。
韓国人のおばちゃんに「韓国の人はいつ漢字を使うの?」と
聞いたり、イラン人のおばちゃんから「新婚旅行で日本に
行ったことあるよ、日本はいい国だね」と言われたり、
それぞれの国で「Hello」は何と言うのか教えあったり、かなり楽しい。
親切なソマリア人のお兄ちゃんに「なんで仕事してないの?」と
時給10ドルの仕事を紹介されたりもした(もちろん丁重にお断りした)し、
スーダン人のおっちゃんには「スーダンはアフリカの心臓、
ソマリアはアフリカの角(*2)」と教えてもらったりもした。
「日本語のアルファベットは何文字あるの?」と聞かれ、
ひらがな・カタカナはそれぞれ46、漢字は2000以上(*3)、アメリカの
アルファベットも普通に使ってるよ、と答えるとかなり驚かれる。
現状いろいろ不確定な要素が多く長期&高額の語学学校に行けないので
と消極的に選んだESLクラスだったが、こういう経験も素晴らしい。
# 高額の学費を払ってから他州へ引越しとなったらもったいないが
# 無料の学校ならいつやめても問題ないかなという判断があった。
ちなみにミネソタ州はソマリア人・モン(Hmong)人の難民を受け
入れており、クラスの3分の1程度はソマリア人だった。
そのソマリア人ですら車を持っているのだが、
おれは片道約10Kmを45分ほどかけて自転車で通っていた。
そのことを話したら、ものすごく気の毒そうな顔をされつつ
「たいへんだね、でもいい運動だよ」と言われるのがちょっと面白い。
やっぱりアメリカは車社会だ。
ただ最近は朝の気温が氷点下になってきたので、
バスを使うようになった。マイナス7℃でしかも風が吹く中を
45分も自転車で行くのはかなりきびしい。というかおれには無理。
そんなこんなで楽しいクラスだったが2週間ほどしたある日
突然テストがあり、おれはその結果がよかったらしく
一つ上級のクラスに行くことになった。
こちらは25人ほどいて過密クラスだった。
人数が多いせいかあまりクラスとしての一体感はなかった。
先生の話すスピードも速く、何を言ってるのか全然分からない
ということもよくありちょっとついていくのがたいへん。
教材に出てくるボキャブラリーやボリュームも増えてたいへん。
ただ先生の質が悪いのが気になるが、授業料が無料なのでしかたないか。
アメリカで生きるためには英語能力は必須。
いけてない現状を謙虚に認め、
少しでもそこから這い上がれるようがんばろう。
(*1)ESL
English as a Second Languageの略。
そういえばおれが行ってた高校にESLクラブがあったなぁ。
最近はELL(English Language Learners)と表現することも多いようだ。
(*2)スーダンはアフリカの心臓、ソマリアはアフリカの角(つの)
前者は国の位置、後者は国の位置と形からきている。
(*3)漢字は2000以上
常用漢字だけでも1945文字、人名用漢字は983文字ある。
これらに常用外の漢字や異体字を加えると
いったいどれだけの数になるのだろうか。