2011.03.21 Monday
震災情報流雑感 & 大前氏発有用情報
地震発生後から一週間ほどはインターネット上でひたすら震災関連情報をウォッチしてた。
Twitterでの有名人を巻き込みつつデマが拡散していく様子、
これまで賢そうに見えてた人がバカな発言をしていたり、
メジャーになっていく過程でどんどん劣化したと判断し最近チェックしてなかった人がいい仕事してたり、アカデミックなバックグラウンドを持つ自称専門家が嘘情報を流したり、
そんな自称専門家の嘘情報をフィルターできずに垂れ流すマスコミ(これらはいつものことだが)、
有名人の発言に「不謹慎だ」と噛み付いて、逆にぼこぼこにされる思慮の浅い人、
聞きかじりの情報しか持っていないことを自覚せず、専門家気取りで講釈をする人、
ネット上の圧倒的なごみ情報の中で、さらなるごみ情報が拡大再生産されていく過程、
震災関連情報で心情不安定になってしまった(軽いパニック状態の)人との対話、
などなど、いろいろと興味深いものが見れたし経験できた。
この混沌の中で抜群の安定感と情報量(&全体の俯瞰など)を見せたのが大前研一氏だった。
■地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
我々の今後に対して価値があるのはこちら。
ただちょっと尊大に感じる部分が気になるが「先が見える者」としてのいらだちもあるのだろう。
■東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示(大前研一ライブ)
3/13の段階でここまで情報発信していたので、とても参考になった。
やけに詳しいなと思ったら、大前氏はもともと原子力の専門家だった。
# もし1995年の東京都知事選挙で彼が選ばれていたら・・・と考えずにはいられない。
# 青島幸男氏 - 石原慎太郎氏という流れに比べれば、はるかによい政治をしてくれたのではないかと。
もちろん大前氏だけでなく、
早野龍五(@hayano)氏、東大病院放射線治療チーム(@team_nakagawa)による
わかりやすい原発・放射線関連情報や、
津田大介(@tsuda)氏や勝間和代(@kazuyo_k)氏などの有名人による
有用な情報発信(会見情報・被災地情報・支援情報など)が数多くあったし、それは現在も続いている。
津田氏、勝間氏など有名人になればなるほど彼らを叩く情報も多いので、
そういった先入観に惑わされないように気をつけながら事実関係を評価し、
相互の情報をつき合わせ信頼性を確認し、関連情報を調べたりする作業を続けるうちに
いろいろと見えてくるものがあったりして、かなり夢中になってしまった。
Midterm Exam後の休みが終わって、また月曜から学校が始まるので
生活を普通のパターンに戻さないと。