Facebookで女の子たちが「感動した!」と書いていたパンパースの動画。
この動画に猛烈な違和感を感じたのはおれだけ?
子育てはお父さんとお母さんがチームでするものなのに
その片方がもう片方にこういう形でありがとうと言うのに気持ち悪さを感じる。
なんか「子育てはお母さんの仕事です」という前提の元にすべてが構築されてる感じ。
これが母の日なら理解できるんだけど。
これを企画してシナリオを書いて承認した人たち(広告代理店?&パンパース広告担当の部署)は
仕事ばっかりで子育ては嫁さんにまかせっきりだったんだろうな。たぶん。
うちの場合は、例えば夜中などに赤ちゃんが泣き出せば、
おれがまずおむつ交換し、その間に嫁さんが母乳をあげる準備をして、授乳開始。
おれはもうできることがないのでベッドに戻って寝る。
授乳や小児科の定期健診など赤ちゃんまわりのことは(英語のせいもあるし)
どうしても嫁さんのできることの方が多いので、おれは哺乳瓶を洗ったりデイケアの
送り迎えをしたり晩ご飯を作ったり後方支援的なことを主にやっている。
日常的にお互いにありがとうと言いつつ「We are a good team」とも言ったりしてる。
役割分担でチームワーク。
だからこの動画の「一方的なありがとう」に違和感を感じた。
「この一年は大変やったけど、おれたちは一緒にがんばったよな」じゃないんだと。
念のために書いておくと、おれは別に誰かを責めたいわけではなく、
Facebookで感じた違和感について自分のブログで考えているだけです。
わざわざFacebookで「感動した!」って言ってる人に
「違和感を感じる」とか水を差さなくてもいいでしょ(笑)。
そもそも(おれの経験した限りでは)日本での仕事はサービス残業も含めて拘束時間が長すぎる。
古い価値観の影響もあるし、そりゃー「子育てはお母さんの仕事」になってしまうよな。
おれが日本で勤めてた会社でも連日夜遅くに帰宅してた上司が
「嫁さんから子育てがつらいと泣かれて大変やった」とか言ってたし。
そういう現実(と広告的手法)を踏まえれば自然とこういう方向性の動画になるんだろうな。
結局おれの「違和感」の原因は、前提の違いによるものなんだろう。