1年ほど前に新車の 2015 Honda Fit (ガソリン車)を買った。
アメリカの Fit の Style は LX、EX、EX-L の三種類あり、うちが買ったのは EX。
一番安い LX に比べると情報パネルが大きくなったり、車載スピーカーの数が増えたりちょっといい感じ。
日本だと 13G、15XL、RS と表示が違うだけでなく仕様もけっこう違うようだ。
アメリカだとどの Style を選んでもエンジンは1.5Lだし、サンルーフは標準装備。
ニュースでときどき耳にする「北米仕様」というやつなんだろうなぁ。
アメリカでディーラーに行く前には「Kelley Blue Book」を必ず確認するべき。
■Kelley Blue Book
自分の欲しい車の実勢価格を把握することができる。
ディーラーとの値段交渉にはこのWebサイトを印刷して持っていくとよい。
おれの英語は片言なので足元を見られたのか、ある店で Fit の値段を聞いたら
定価を言われてびっくりした。どんなけなめとんねん。
で、このWebサイトのプリントアウトを見せたところいきなりマネージャー対応になり
「なんとかこの値段で対応させてもらいます」的な感じになった。
(結局はさらに良い値段を提示した他店で購入した。)
おれが考えた交渉作戦の要点:
▼Kelley Blue Book で実勢価格を調べ、印刷しておく。
これを見せるのと見せないのとでは店側の提示価格がぜんぜん違う。
▼店からこちらの希望価格を聞かれるがそれには答えず「おたくのベストオファーをくれ」と言う。
その際、もちろん Kelley Blue Book の値段を見せ「これがスタートだ」と告げる。
▼そして競合店もまわっていることを伝え、競合店で提示された値段は教えない。
「競合店よりも悪いオファーならこの店には戻ってきません」と言ったら嫌な顔をされたが
その辺は交渉なので仕方がない。こちらにはあまり情報がないので競合店と競争してもらうしかない。
店もしたたかで、ナンバープレートの費用などを除いて少しでも安く見せようとするので
「最終的にこちらが払う総額はなんぼやねん」とはっきり言って、税金や登録費用などの内訳も確認する。
ちなみに車購入決定後いろいろ書類を書き始めてから、
座席や車体の保護コーティング処理や車載機器への保険などのセールスがはじまる。
これがそれぞれ5万円とか10万円とかするのでばかにならない。
車で値引きした分をここで取り返す作戦なのだろう。店側も本当にいろいろ考えている。
おれは燃費をチェックするために給油するたびに
走行距離や給油量などの各種数字を Excel にメモしている。
Fit を買ってからこの1年で20,295km走り、この距離通算での燃費はリッター15.6km。
これは走行距離と給油量から計算した数字。購入してからずっとエコモードで走行している。
主に毎日の通勤と週末の買い物に使ってるのだが、それでこの数字はけっこういい感じな気がする。
メーターにも燃費の表示があるのだが、この数字は走行距離と給油量から自分で計算する数字に比べて
いつも燃費のよい数字が表示されている。このメーターの数字はどうやって計算されているのだろうか。
走行中のガソリンの消費量をリアルタイムに正しく計測できるのだろうか。ちょっと精度がわからない。
アメリカのカタログ値だと燃費は自分の車で計算した数字に近いものだが、
日本のカタログ値はかなりすごく良い数字で書かれている。
カタログ値の燃費を計算する基準が違うのだろうが、ちょっとやりすぎな気がする。
「カタログ値のXX%くらいが実際の燃費」なんて情報を見かけると
そもそもカタログ値ってなんやねん!って気になるよなぁ。